2022年07月29日
今週の注目感染症
2022年第29週(7月18日~7月24日)
●手足口病
全県で罹患数253、定点当たり2.84の患者発生あり、県下すべての地区で前週から著しく 増加。
東部地区で定点当たり2.22、中部地区で定点当たり5.15、西部地区で定点当たり1.43の患者発生報告。
24週以降の流行に衰える兆しなし。
●RSウイルス感染症
全県で罹患数56、定点当たりの0.63の患者発生あり、県全体では前週から減少しているが、中部地区のみ増加。
東部地区で定点当たり1.09、中部地区で定点当たり0.19、西部地区で定点当たり0.53の患者発生あり。
中部地区での地域流行は継続、東部及び西部地区での流行は終息の兆し。
●ヘルパンギーナ
全県で罹患数118、定点当たり1.33の患者発生あり、東部及び中部地区では減少、西部地区のみ増加傾向が続く。
東部地区で定点当たり1.25、中部地区で定点当たり1.89、西部地区で定点当たり0.90の患者発生あり。
西部地区の動向は東部及び中部地区のほぼ2週遅れの経過をたどっている。
●咽頭結膜熱
全県で罹患数18、定点当たり0.20の患者発生あり。
全県では前週より減少、特に西部地区の減少が顕著、中部地区のみ微増。
東部地区で定点当たり0.03、中部地区で0.07、西部地区で0.50の患者発生あり。
東部及び中部地区の流行終息は翌週以降の動向を注視する必要がある。
・風疹、麻しんとも全県で発生なし。
・A群溶血性連鎖球菌咽頭炎は県下全地区で減少。
東部地区で定点当たり0.13、西部地区で定点あたり0.17の患者発生あり。
中部地区での患者発生はなし。
流行終息の兆しが示唆される。
・伝染性紅斑の発生は全県で患者発生報告なし。
流行終息が示唆、西部地区での地域的流行も終息の可能性。
・流行性耳下腺炎の発生は東部地区のみで定点当たり0.06、前週からは増加。
東部地区の地域的流行の可能性が示唆される。
【静岡県感染症情報センターより参照】
(令和4年7月29日更新)