2022年06月10日
今週の注目感染症
2022年第22週(5月30日~6月5日)
●手足口病
全県で罹患数15、定点当たり0.17の患者発生あり、県下全地区で前週より増加。
特に中部地区で顕著。東部地区で定点当たり0.09、中部地区で定点当たり0.26、西部地区で定点当たり0.17の患者発生あり。
●感染性胃腸炎
全県で罹患数382、定点当たりの4.29の患者発生あり、全県的には 前週から減少、東部地区のみ増加。
東部地区で定点当たり3.72、中部地区で定点当たり4.70、西部地区で定点当たり4.53の患者発生あり。
中部及び西部地区で減少傾向。
●A群溶血性レンサ球菌
全県で罹患数6、定点当たり0.07の患者発生あり、全県的には微増、東部及び中部地区で増加、西部地区のみ横ばい。
東部地区で定点当たり0.03、中部地区で定点当たり0.15、西部地区で0.03の患者発生あり。
●RSウイルス
全県で罹患数11、定点当たり0.12の患者発生あり。
前週より著しく減少、ただし発生は今週も東部地区のみ、10週以降は東部地域的発生の傾向が認められる。
東部地区で定点当たり0.34の患者発生あり、前週より減少。
中部及び西部地区での患者発生報告はなし。
・風疹、麻しんとも全県で発生なし。
・マイコプラズマ肺炎は全県で発生なし。
これまでのところ、今年の患者発生数も低い数値で推移の傾向。
・咽頭結膜熱は、定点当たり東部地区で罹患数4、定点当たり0.13の患者発生あり。
県下で減少は東部地区のみ。
中部地区では定点当たり0.26、西部地区では0.33の患者発生あり。
中部及び西部地区では増加が顕著。
・ヘルパンギーナは定点当たり中部及び西部地区で0.07の患者発生あり。
東部地区での患者発生はなし。
・流行性角結膜炎は定点当たり中部地区で定点当たり0.25、西部地区で0.57の患者発生あり。
東部地区は2週連続で患者発生なし。
中部地区は 減少、西部地区は19週より増加が続いており、地域的流行の可能性が示唆。
西部地区での動向に注視が必要。
【静岡県感染症情報センターより参照】
(令和4年6月10日更新)