2022年10月21日

今週の注目感染症 
2022年第41週(10月10日~10月16日)

●伝染性紅斑
全県で罹患数3、定点当たり0.03の患者発生あり、東部及び西部地区で31週以降11週ぶりの患者発生となる。
中部地区での患者発生はなし。
東部地区で定点当たり0.03、西部地区で定点当たり0.07の患者発生あり。
42週以降感染者が爆発的に増加する可能性は低いと思われるが、今後の発生動向に注視が必要。

●手足口病
全県で罹患数74、定点当たりの0.83の患者発生あり、県下全域で患者数が減少した。
東部地区で定点当たり0.88、中部地区で定点当たり0.37、西部地区で定点当たり1.20の患者発生あり。
いずれの地区でも流行前の発生レベルまで沈静化した。

●インフルエンザ
全県で罹患数1、定点当たり0.01の患者発生あり、前週に引き続き発生は東部地区のみ定点当たり0.02の患者発生。
ただし所管保健所は富士保健所で当該保健所での発生は今シーズン初、感染者は地域に偏らず発生しており、コロナ禍では見られなかった発生動向を示している。

・麻しん、風しんともに患者発生はなし。
・マイコプラズマ及びロタウイルスによる感染性胃腸炎は、患者発生なし。
令和4年次ロタウイルスによる感染性胃腸炎の発生報告はない。
・解析した定点把握の14疾病のうち伝染性紅斑と流行性角結膜炎を除く12疾病は患者発生が前週より減少しており、第41週は県下全域で特記すべき疾病の流行は確認されていない。

【静岡県感染症情報センターより参照】
(令和4年10月21日更新)