2022年10月28日
今週の注目感染症
2022年第42週(10月17日~10月23日)
●A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
全県で罹患数26、定点当たり0.29の患者発生あり、県下全地区で前週より増加した。
東部地区で定点当たり0.22、中部地区で定点当たり0.30、西部地区で定点当たり0.37の患者発生あり。
例年、43週以降は定点当たり0.2~0.4で推移するため、今後の発生動向に注視が必要。
●手足口病
全県で罹患数76、定点当たり0.85の患者発生あり、東部地区が微増したため、県全体でもわずかに増加したが、中部及び西部地区で患者数は減少した。
東部地区で定点当たり1.03、中部地区で定点当たり0.33、西部地区で定点当たり1.13の患者発生あり。
いずれの地区でも流行前の発生レベルを維持している。
●インフルエンザ
全県で罹患数1、定点当たり0.01の患者発生あり、今週は中部地区で1名、定点当たり0.02の患者が発生した。
東部及び西部地区での患者発生はなし。今シーズンに入り、県下全地区でまんべんなく患者発生を認めているが、早期流行の兆しは未だ認められない。
●咽頭結膜熱
全県で罹患数7、定点当たり0.08の患者発生あり、県下全地区で患者数が増加した。
東部地区で定点当たり0.06、中部地区で定点当たり0.07、西部地区で0.10の患者発生あり。
1週での増加スピードが著しく、次週以降の動向に注視が必要。
・風疹、麻疹とも患者発生なし。
・マイコプラズマ及びロタウイルスによる感染性胃腸炎は、患者発生なし。
令和4年次ロタウイルスによる感染性胃腸炎の発生報告はない。
・流行性角結膜炎は県下全地区で増加、定点当たり東部地区で0.43、中部地区で0.25、西部地区で0.14の患者発生あり。
全県的には今年次最も多かった患者数レベルに達した。
【静岡県感染症情報センターより参照】
(令和4年10月28日更新)