2022年08月19日

今週の注目感染症 
2022年第32週(8月8日~8月14日)

●水痘
全県で罹患数7、定点当たり0.08の患者発生あり、県下全地区で前週から 増加。
東部地区で定点当たり0.09、中部及び西部地区で定点当たり0.07の患者発生報告。
前週(31週)に一旦収束の兆しを見せたが、全県的に今週は再増加し流行の継続が示唆される。

●手足口病
全県で罹患数301、定点当たりの3.38の患者発生あり、県下全地区で減少、特に中部地区での減少が顕著。
東部地区で定点当たり2.88、中部地区で定点当たり4.74、西部地区で定点当たり2.70の患者発生あり。
流行のピークアウトが示唆される。

●ヘルパンギーナ
全県で罹患数69、定点当たり0.78の患者発生あり、県下全地区で前週より減少、特に東・中部地区での減少が著しい。
東部地区で定点当たり0.72、中部地区で定点当たり0.85、西部地区で定点当たり0.77の患者発生あり。
前週の東部地区に続き中部及び西部地区でも流行収束の兆しが示唆される。

●A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
全県で罹患数16、定点当たり0.18の患者発生あり。
全県的には前週より減少、ただし、西部地区では顕著に増加。
東部地区で定点当たり0.06、中部地区で0.07、西部地区で定点当たり0.40の患者発生あり。
西部地区では依然流行が継続している。
東部及び中部地区での流行はピークアウトが示唆される。

・麻しん、風しんともに患者発生はなし。
・流行性角結膜炎は県下全地区で患者発生の報告なし。
 すでに東部地区は29週、中部地区は28週から患者発生の報告がなく、県内の流行終息が示唆される。
・伝染性紅斑の発生は県下全地区で患者の発生報告はなし。
 患者報告ゼロは2週連続。
 流行終息が示唆。
・流行性耳下腺炎は県下全地区で患者発生報告なし。
 中部地区は2週連続ゼロ。
 東部及び西部地区の前週増加した現象は一時的か今後の動向に注視必要。
・インフルエンザは県下全地区で患者発生報告はなし。
・マイコプラズマ肺炎は23週から患者発生の報告はない。
・ロタウイルスによる感染性胃腸炎はR4年1週継続して患者発生報告はなし。

【静岡県感染症情報センターより参照】
(令和4年8月19日更新)